なぜ本当のことを言うと、
みんなで元気になれるのか

——3つの研究領域が示すこと

これは精神論ではありません。科学です。

「本当のことを言いましょう」と言うのは簡単です。
では、なぜそれが個人の健康に、チームの力に、組織の成長につながるのか。
その理由は、世界中の研究者たちによって、すでに示されています。

① 本当のことを言うと、体が元気になる

ノートルダム大学のAnita Kelly教授は、110名を対象に10週間の実験を行いました。
嘘をつく回数を意識的に減らした週には、
精神的な不調が平均4件、頭痛や喉の痛みなどの身体的な不調が平均3件、有意に減少しました。

テキサス大学のJames Pennebaker教授は、1986年以来400本以上の研究を通じて、
自分の本当の体験や感情を言葉にすることが、

・免疫機能の向上
・医療受診回数の減少
・心理的ウェルビーイングの改善

につながることを繰り返し実証しています。

本音を抑え続けることは、ストレスホルモン(コルチゾール)の分泌を増やし、血圧を上げ、免疫力を下げます。
体は、本当のことを語るのをずっと待っているのです。

② 本当のことが言えるチームは、強い

ハーバード・ビジネス・スクールのAmy Edmondson教授は1999年、医療現場での研究で逆説的な発見をしました。
優秀なチームほど、ミスの報告数が多かったのです。

理由はシンプルです。
優秀なチームは、ミスを「多くする」のではなく、「話し合える」のです。

この発見が「心理的安全性」研究の出発点となり、その後185本以上の論文が積み重なりました。
2012年にはGoogleが全社調査(Project Aristotle)で、
チームの成功における最重要因子として心理的安全性を特定しています。

本当のことが言える環境では、神経系が安定し、創造性・協働・レジリエンスが生まれます。
恐怖がある環境では、脳はサバイバルモードに入り、人は本来の力を発揮できません。

③ 沈黙は、組織を静かに壊す

ニューヨーク大学のMorrison & Millikenは2000年、「組織的沈黙」という概念を初めて定義しました。
多くの組織には、従業員が問題を知っていながら黙り続けてしまう、強力な力が存在する。
この集合的な沈黙が、意思決定を歪め、変化を妨げ、組織を内側から崩壊させる——と論じました。

スペースシャトル・コロンビアの墜落、エンロンの崩壊。
どちらも、「組織的沈黙」が引き起こした大惨事として、この研究は引用されています。

私の修士論文(2014年、岐阜大学)も、この研究領域に直接つながっています。
それまでの約20年の実務経験を学術的に棚卸し、「なぜ組織で本当のことが届かないのか」を研究しました。
その成果をさらに実践に生かす形で、その後も複数の多国籍企業でこの仕事を続けてきました。

そして、私は自分の人生で体験してきました

大学時代、ある人が勇気を持って本当のことを伝えてくれました。
教授の言葉をそのまま伝えてくれたおかげで、私は初めて現実を認識できました。
その体験が、私がこの仕事を25年以上続けてきた原点です。
(その時の詳細なストーリーは、こちらで紹介しています)

そして53歳のとき、YouTubeで「彼氏いない歴53年!」と投稿した瞬間、宇宙が割れるような解放感がありました。
それ以来、風邪ひとつひいていません。

科学が示していることを、私は自分の人生で生きてきました。
そして今、それを「組織の設計」として届けています。

みんなで元気——
これは夢ではありません。
「誰でも気楽に本当のことを言える」構造によって実現できます。

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真実はすでに、組織の中にあります。
動いていないなら、私が流れを作ります。