その一言が、私の人生を変えた
本当のことを言うと、人は救われる。
大学時代に受け取った電話から、そう学びました。
沈黙していた1年半
私は、他大学から招聘されていた教授のゼミを履修していました。
毎週のゼミの時間、私はその教授から体を触られ続けました。1年半、毎週。
それでも何も言えませんでした。母にも、誰にも。
「学びたい」という気持ちが強くて、ゼミをやめられなかったのです。
やがて体が代わりに語り始めました。
ゼミの前になると毎回、頭痛と腹痛に襲われるようになりました。
それでも、通い続けていました。
私を救った、一言
ある日、同じゼミの男性が電話をくれました。
穏やかで真面目で、それまで一度も電話をくれたことのなかった人です。
彼は、教授が他の学生たちの前で、
私に対する性的暴力の意図を口にしていたことを、そのまま伝えてくれました。
その瞬間、私は初めて「いま起きていること」を現実として認識できました。
母に相談し、ゼミに行くのをやめました。
あの電話が、私を守ってくれました。
なぜ、この仕事を続けてきたのか
22歳で多国籍企業に入社して以来、私は一貫して
「本当のことが組織の中で届く仕組みと文化」をつくる仕事をしてきました。
29歳のときには、現場の声と組織の現実を社長に直接届ける大規模なシステムを、設計・実装・運営しました。
その後、修士論文(2014年、岐阜大学)で「なぜ組織で本当のことが届かないのか」を学術的に研究し、
複数の多国籍企業で、その知見を使った実践を重ねてきました。
辛いこともたくさんありました。
それでも私がこの仕事を続けてきた背景には、あの電話をかけてきてくれた方への、深い感謝があります。
告白します
私は30年以上、「本当のことを言いましょう」という仕事をしてきました。
でも、自分自身については、ずっと言えないまま抱えていたことがありました。
会社員人生を卒業した53歳のとき、「彼氏いない歴53年!」というYouTubeを始めました。
そしてある日、カメラの前で
「彼氏いない歴53年です!」と叫びました。

その瞬間、純粋な喜びが全身を駆け抜け、
自分の内側から宇宙まで、一気につながって開いていくような感覚がありました。
それ以来、風邪ひとつひいていません。
本当のことを言うと、体が元気になる。
私はそれを、自分の体で経験しました。
(※この現象の科学的な説明については、こちらで紹介しています)
だから、この仕事をしています
誰もが、気楽に本当のことを言える世の中をつくるために。
本当のことを言っても大丈夫な構造を、組織と社会の側に用意するために。
いつか、あの電話をくれた彼に、
「あなたの一言のおかげで、私はこの仕事を続けてこられました」と、お礼を伝えたいと思っています。
あの電話から30年。
組織の中で、私はずっと同じ問いを持ち続けていました。
なぜ、真実は届かないのか。
そのコストは、誰が払っているのか。
→ 「もったいない」——その30年で見てきたこと
匿名で、始められます。
真実はすでに、組織の中にあります。
動いていないなら、私が流れを作ります。